私は31歳の頃、目黒の電子部品の店でアルバイトをしていた。
普段目黒には何の用もなく、滅多に行くことはなかったのであるが、私の姉夫婦が目黒に住むようになって、よく遊びにいくようになった。
ある日、姉夫婦の家に行こうと駅を下りると電子部品の店があり、その店がアルバイトを募集していたので面接を受けた結果、私は採用されたのであった。
私は文系の人間であったが電子工作が非常に好きで、毎日電子部品に囲まれながら仕事ができるので大変うれしかった。
その目黒の電子部品の店では、非常に小さな抵抗を扱っていた。
抵抗に色の線がついていて、どれだけの抵抗値なのか、読みとれるようになっているのだが、抵抗が小さすぎて抵抗値が読み取りにくいものもあった。
私はアルバイトだったので通信販売のお客様のために、その抵抗を1つずつ分けて、袋に入れていく作業をしていた。
その作業を一日中していると非常に肩がこって疲れた。
目もかなり疲れてきて、普段全く目薬をささない私でも、よく目薬をさしていた。
http://mpjob.jp/search/area_2/terminal_1130203/
他にはコンデンサーも数多く扱っていた。
秋葉原まで行かずに目黒で電子部品が手に入るので、近くに住んでいるお客様は非常に喜んで買い物に来てくれた。
コンデンサーもよく買ってくれたが、フィルムコンデンサーは他のコンデンサーに比べて高価なので、あまり注文されなかった。
高いといってもコンデンサー1個が2000円くらいなので、たいした事はないのだが、アルバイトの私には高価にみえた。
アンプなどを製作するために、その部品を20個使うと4万円になってしまうので、やはり一つの部品は安い方がいいのである。

