2002年の1月に、私は三重出身の彼と結婚式を挙げることになった。
彼は三重出身だったけれども、色々なことを考えた結果、式は三重ではなく東京の表参道のレストランで執り行うことになった。
そうは言っても、三重に住む彼の両親とは逐一、連絡を取り合い、当日の段取りについては様々なことを確認しながら式の準備を進めた。
実際に会ってウェディングの打ち合わせをすることはなかったけれども、電話やメールだけで十分に連絡を取り合うことができた。
その当時は私や彼の周囲でもウェディングラッシュだったので、結婚式の準備というものは大変だとよく聞いていたけれど、ほんとうに大変だった。
中でも一番大変だったのは、披露宴会場の席次表づくり。
会場では大人が4人着席できる丸いテーブルを2列に配置するレイアウトを選んだのだけれども、誰がどの席につくかということで、かなり揉めた。
私や彼がよかれと思って考えた席次をお互いの両親に見せると、一度はOKが出たのに、後からやっぱり変えて欲しい、と次々に文句がきて、そのたびに変更した席次表を再作成しなければならなかった。
後で聞いたのだが、三重出身の彼の両親も、私の両親も、当日来てくれる親族に、1人1人席次についての希望を聞いていたらしい。
そうして互いの親族から、席次についての変更希望がわんさか来るようになったのだった。
正直、たかだか2時間弱を過ごすのに席次についてそんなに気にしなければならないか、と私たちは閉口した。
けれども一応気まずい空気を避けたかったので、変更希望が来るたびに席のレイアウトを変更した。
おかげで一度作った席次表を、ウェディングが実現する前に10回も印刷しなおすはめになった。

